奥のよりみち

おく・の・よりみち

高橋祐次郎 特別ゲスト澤田勝秋

たかはし・ゆうじろう、さわだ・かつあき

VZCG-315 (CD) 3,143円(本体 2,857円)

発売日: 2003年10月25日 / ジャンル: 民謡クロスオーバー


▼曲目一覧

作品紹介

音楽の極意を津軽三味線の達人二人が遂に披露!!
民謡三味線の大御所二人が初めて披露する、三味線と歌の競演。
「本来民謡はもっともっと自由なもの」「遊びの心からこそ美は生まれる」をそのままに大御所二人が自由に遊びます。これぞ音楽の極意です。芸能の底力をご堪能ください。

澤田勝秋&木津茂理のCD『つるとかめ』が発売となり、そのライブコンサートが東京青山円形劇場であった。打ち上げに誘われて、CDとその日のステージの楽しい語らいとなり、その中で吉田兄弟を仕掛けた元ビクター伝統文化振興財団のKさんが「私も定年になるので是非澤田さんと二人の面白いライブを残したい」とのこと。「若い連中がバンバン作っているので、気が向いたらそのうちにお願いします』。で……日が過ぎた。ある日「澤田さんと二人で山中湖のスタジオに来てくれ」とのこと。何も考えていないし、さてと……「いいんです。二人で思うままに遊んでくだされば」でした。 所詮、音楽は約束ごとで成り立つものだが、曲目も段取りも何もない。 スタジオに着いた。澤田さんが「ドースンダバ」と言う。徐々に三味線を弾き始める。「ン……今の面白いなァー」。 お互いが思いのままに音を作り始める。澤田さんの匠な撥捌きに誘われて、考えがだんだん浮かんでくる。低音の三味線を絡めて呼吸が合ってきた。「先輩!! 今のいいなぁー」。然し、譜面もメモも取らず、二度と同じことは出来ない。あるがままの感性だけでリズムと音ができあがって行く。阿吽の呼吸も、いいところもあれば危ないところもある。 音楽は、また遊びの感覚でもあり、これはまさしく遊びの中でできあがったCDです。

高橋祐次郎

収録情報

2002年11月1921日ビクター山中湖501スタジオ、2003年4月21日ビクター青山302スタジオ

収録曲

1

恐山

(04'32")

おそれざん

編曲:高橋祐次郎澤田勝秋

低音三味線高橋祐次郎 三味線澤田勝秋

2

秋田荷方節

(04'35")

あきたにかたぶし

秋田県民謡

尺八高橋祐次郎 三味線澤田勝秋

3

十三の砂山

(04'31")

とさ・の・すなやま

青森県民謡

低音三味線・尺八高橋祐次郎 三味線・唄澤田勝秋

4

津軽じょんから節(新旧節)

(04'02")

つがるじょんからぶし(しんきゅうぶし)

青森県民謡

三味線高橋祐次郎

5

津軽三下り

(02'56")

つがるさんさがり

青森県民謡

三味線澤田勝秋

6

津軽三下り

(04'14")

つがるさんさがり

青森県民謡

低音三味線高橋祐次郎

7

津軽おはら節

(03'07")

つがるおはらぶし

青森県民謡

三味線澤田勝秋

8

南部牛方節

(02'00")

なんぶうしかたぶし

岩手県民謡

高橋祐次郎

9

津軽じょんから節(曲弾き)

(07'46")

つがるじょんからぶし(きょくひき)

青森県民謡

三味線高橋祐次郎澤田勝秋

10

鯵ヶ沢二人旅(鯵ヶ沢甚句秋の山唄津軽あいや節津軽じょんから節)

(13'20")

つがるじょんからぶし(あじがさわじんくあき・の・やまうたつがるあいやぶしつがるじょんからぶし)

青森県民謡宮城県民謡

三味線・尺八・唄高橋祐次郎 三味線・唄澤田勝秋

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