[土取利行] サヌカイト——古代石の自然律[SHM-CD]

サイト内キーワード検索

サヌカイト——古代石の自然律[SHM-CD]

SANUKAITO Stone sounds of the Paleolithic Era in Japan

さぬかいと こだいせき・の・しぜんりつ

土取利行

Toshi Tsuchitori

つちとり・としゆき

VZCG-685(SHM-CD) 2,381円+税

発売日: 2008年7月23日 / ジャンル: 古代音楽 クロスオーバー


すべてのCDプレーヤーで再生可能な高音質CD SHM-CD(Super High Material CD)とは、通常のCDとは別種の、液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を採用。素材の透明性が格段に向上したことにより、マスタークオリティに限りなく近づいた高音質CDです。

※SHMは、ユニバーサルミュージック株式会社と日本ビクター株式会社の登録商標です。

▼曲目一覧 (試聴できます)

作品紹介

煌めく古代石サヌカイトの自然律
讃岐青ノ山山頂で捧げられた
旧石器人へのオマージュ

録音:1986年8月2日(午前3時半から午前6時5分)香川県青ノ山山頂

オリジナルCD盤:『古代石の自然律/磬石(サヌカイト)』 VDR-1326(ビクター音楽産業株式会社、1986年12月1日発売)

パリ国立人類博物館が所蔵する北ヴェトナムで出土した新石器時代のリトフォン(石琴)に関心を寄せていた土取利行が、1983年に故郷香川県で出会ったのが透明な音を発する石「サヌカイト」(讃岐の石)でした。(翌1984年に行なわれたサヌカイトによるコンサートのライヴ録音が、徳間ジャパンからLP[後にCD化]として発表されています。)

明治時代、声明の指導者であった長尾猛氏は、サヌカイトを仏教音楽の磬石(けいせき)として使用することを考え、調査の末、音色として良質の石を産出する住居の裏山(国分台山麓)を購入します。その意志は、娘磬子氏に引き継がれ、およそ80年にわたる音の追求の結果、「鳴石」として注目をあびるようになったものです。

本作で演奏されているサヌカイトは、宮脇磬子氏のコレクションから選択し、提供されたものですが、それらは山から掘り出されたままの自然のかたちを留めており、特別な加工は施されていません。

おおまかな音程を形成する大小の石が香川県青ノ山山頂でヤカタに吊るされ、台に置かれ、深夜から明け方にかけて演奏が行なわれました。繊細な微分音と同時に予期せぬ倍音のうなりが干渉し合い、無数の螺旋の渦となって広い空間を満たし、澄んだ鐘のようなサヌカイトの響きが波紋を重ねていきます。

夏の早朝、曙光の予感を察してまだ暗いうちから虫や蝉や鳥が一斉に鳴き出します。賑やかなドーン・ノイズ(地球の夜明けの響き)を背景に、石の音色は一段とまろやかな姿を現して、つややかな彩りを発してきらめきます。

今回の待望の再発は、オリジナルマスターからの最新リマスタリング、今話題の高品質CD、SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアル・CD)によるリリースです。通常のCDとは別種の液晶パネル用のポリカーボネート樹脂を使用することにより素材の透明性をアップ、マスター・クオリティに限りなく近づいた高音質CDです。

SHM-CDはすべてのCDプレーヤーで再生可能です。

<ライナーノーツ>
サヌカイト(1986年[2008年改訂])
サヌカイト・旧石器人へのオマージュ/土取利行(2008年)
巡り会いの妙/桃山晴衣(1986年[2008年改訂])
English brief liner notes enclosed

Official Website 「土取利行の音楽世界」
http://homepage2.nifty.com/w-perc/

土取利行(つちとり・としゆき)

1950年香川県生まれ。70年代よりパーカッショニストとして近藤等則などと尖鋭的な即興音楽を展開。音楽評論家・間章との邂逅で即興演奏集団EEUを結成。75年日本を離れ、ニューヨーク、パリを拠点に、ミルフォード・グレイヴス、デレク・ベイリー、スティーヴ・レイシーなど多くの即興演奏家と共演。76年からはピーター・ブルック国際劇団の演奏家、音楽監督として「マハーバーラタ」「テンペスト」「ハムレットの悲劇」など数々の作品の上演に携わる。並行して世界各地を巡り、様々な民族音楽や舞踊を習得。その後、日本音楽の源流を求める旅へと向かい、10年に及ぶ調査・研究を経て、旧石器時代、弥生時代、縄文時代に光をあてた前人未到の古代の音再現プロジェクトを実現し話題を呼ぶ。CD:古代三部作「銅鐸」「サヌカイト」「縄文鼓」(ビクター)、LD「縄文の音霊」(NHK)を発表。これにより日本の音楽史に新たな一頁を加えセンセーションを巻き起こす。87年音楽家の桃山晴衣と岐阜県郡上八幡(ぐじょうはちまん)に活動拠点「立光学舎(りゅうこうがくしゃ)」を設立。地元の文化活動にも力を入れ、地元に残された貴重な古い民俗芸能音源を『郡上のうた』としてCD復刻(2CD:VZCG-8062~3 財団法人日本伝統文化振興財団)。88年「マハーバーラタ」日本公演、銀座セゾン劇場。日本・インド祭でセゾン美術館主催のタゴール展の企画・監修・出演。90年、第二回古川町音楽大賞奨励賞受賞(選考委員:武満徹、諸井誠ほか)。95年メキシコ古代楽器グループ「トリブ」と共演。翌年、北米インディアン、イロクォイ族の音楽を調査。96年より伎楽の呉鼓(くれつづみ)を象徴とする、日本発の新しいサウンド創りに取り組む「スパイラル・アームズ」を結成。99年、岐阜県の織部賞(知事賞)受賞。2001年、南仏ピレネー山麓の旧石器時代壁画洞窟、レ・トロア・フレール洞窟で演奏、ヨーロッパ先史時代の音楽研究に着手。2002年、香川県県民文化会館における「縄文鼓、アイヌ・ソングとの響宴」で安東ウメ子とトンコリ奏者オキを招聘し共演。NHKハイビジョンスペシャル番組で写真家の港千尋とナビゲーターを務めフランスの先史時代壁画洞窟を訪ね、古代楽器を演奏(翌2003年、NHK総合、ハイビジョン放送にて「暗闇に残されたメッセージ 人類最古・洞窟壁画の謎」として放映)。2004、2005年、ピーター・ブルック演出「ティエルノ・ボカール」ワールド・ツアー。2006年、ドラムスによるフリー・インプロヴィゼーションを再開。著書に「螺旋の腕」(筑摩書房)、「縄文の音」、「壁画洞窟の音」(青土社)、訳書「音の神秘」(ハズラト・イナーヤト・ハーン著、平河出版社)がある。

PROFILE / Toshi Tsuchitori

He started his music career as a percussionist and free improviser in the 1970s. Since then, he has been played with Milford Graves, Derek Bailey, Steve Lacy and other world musicians. In 1976 he started work with Peter Brook's international theater group as leading musician and worked on various projects including 'The Mahabharata' 'Tempest' 'Hamlet' etc.

He has done extensive research on the world's ethnic music and dance, especially Asian and African. In the 1980s he presented three Japanese archeological music works, "Dōtaku; Ancient Japanese Bronze Bells from Yayoi Period (B.C.400-A.D. 250)", "Sanukaito; Stone sounds of the Paleolithic Era in Japan", "Jōmonko; Pottery Drums of Jōmon Period(B.C.3000-B.C. 2500)". He continues to searching for the roots of ancient Japanese music.

Also he created Ryuko Gakusha(private art center)in 1988 with Harue Momoyama in Gujo Hachiman, Gifu Prefecture and has contributed vastly to the region's culture.

収録情報

1986年8月2日(午前3時半から午前6時5分)香川県青ノ山山頂

収録曲

1

ゆらき

(10'19")

yuraki

ゆらき

作曲:土取利行
演奏:土取利行

2

せせらき

(21'26")

seseraki

せせらき

作曲:土取利行
演奏:土取利行

3

あおき

(15'56")

aoki

あおき

作曲:土取利行
演奏:土取利行

4

そよき

(10'19")

soyoki

そよき

作曲:土取利行
演奏:土取利行

time:0.16 s


SHM-CDの特長/楽しみ方

● 素材の透明性そのままの、分離の良いクリアなサウンドをお楽しみいただけます。ガラスの曇りを拭き取ったかのような見通しの向上によって、今まで聴き逃していた音の存在に気づくこともあるかもしれません。

● オーディオで最も難しいといわれる低域の量感が引き出された、スケールの大きなサウンドをお楽しみいただけます。全体の音圧が増したように感じられることもありますが、マスター上でのレベル調整等は一切行っておりません。

● マスターに忠実な奥行きある音場の中に、フォーカスの引き締まった音が正確に定位する、粒立ちの良い立体感溢れるサウンドをお楽しみいただけます。スピーカーを通して聴けば、ライヴ会場やスタジオの雰囲気をそのまま持ち込んだような空気感、実在感を、より感じ取っていただけるはずです。

● まろやかでアナログライクなサウンドをお楽しみいただけます。大音量のリスニングにも聴き疲れすることがありませんので、近隣を困らせない範囲にヴォリュームを上げてお楽しみください。

※ 通常CDとの比較における音質変化の度合いは、再生環境によって異なります。

※SHMは、ユニバーサルミュージック株式会社と日本ビクター株式会社の登録商標です。